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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2018年5月号

下肢静脈瘤とは?

健康な下肢静脈では、静脈の内壁についている逆流防止弁が開閉して血液を心臓に戻すのを助けています。しかし、弁に損傷や機能不全を起こすと血液が逆流してしまい、静脈圧が上昇して血管の瘤が発生します。一般的な症状としては、下肢の倦怠感、疼痛、こむら返り、浮腫、皮膚の色素沈着、潰瘍などです。


下肢静脈瘤の発生原因は?

下肢静脈瘤の発生には、家族歴、長期にわたる立ち仕事、肥満、複数回の妊娠、重労働などが挙げられます。


下肢静脈瘤の治療は?

下肢静脈瘤の治療は、まず弾性ストッキングの着用を考慮します。弾性ストッキングの着用のみで症状改善される方も多いです。しかし、弾性ストッキングのみでは改善しない場合、夏場も弾性ストッキングを履き続けるのが難しい場合などは外科的治療の相談になります。従来は、静脈瘤の原因となっている血管を外科的に抜き取る方法(ストリッピング法)が一般的でした。しかし、より低侵襲の治療法が開発され、現在はカテーテル治療(血管内焼灼術)が一般的になりつつあります。血管内焼灼術には2通りの方法(レーザーによるものとラジオ波によるもの)があり、当院ではラジオ波による血管内焼灼術を採用しております。逆流を起こしている血管にカテーテルを挿入し、カテーテルから放出される熱により静脈壁を収縮させ血管を閉塞させる治療法です。従来のストリッピング法とは異なり局所麻酔での施行が可能で、創もカテーテル挿入部のみの小さな創で行うことができます。当院では1泊入院で治療させていただいており、土日での入院も可能です(土曜手術、日曜退院)。
下肢静脈瘤は緊急性のある疾患ではないものの、頻回にこむら返りを来したり、浮腫が続いたり、生活の質を低下させてしまう疾患の一つです。また下肢静脈瘤を放置すると、うっ滞性皮膚炎や皮膚潰瘍に発展することもあり、決して侮れない疾患でもあります。さらに、美容的な観点からも治療を望んでおられる女性患者さんも多くいらっしゃいます。下肢静脈瘤で悩んでいる患者さんがいらっしゃいましたら、当院心臓血管外科でいつでもご相談に乗らせていただきます。放置せずぜひ一度ご紹介いただければ幸いです。

循環器病センター

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