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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2019年10月号

当院循環器病センターでは以前より循環器内科医が血液透析を管理しております。慢性腎臓病患者と循環器疾患の関連については近年、心腎連関といい心血管疾患と慢性腎臓病が密接に関連することが注目されています。実際に多くの透析患者様を拝見していると、背景の原因疾患として糖尿病が多いことも関連していると思われますが、多彩な血管病を呈している場合が多く見受けられます。一般の患者様の死亡原因の第1位は、悪性腫瘍ですが、透析患者様では、心不全を含めた心血管疾患が第1位を占めております。これに加えて脳血管疾患を加味すると死亡原因の38%以上を占めていると言われております。我々は透析患者様の生命に直結する狭心症、心筋梗塞の治療に加え、下肢閉塞性動脈硬化症と、その結果として生じる重症下肢虚血も総合的に診療を行っております。また透析患者様においては血液透析を施行するための内シャントがありますが、これは非生理的に人工的に作製した血管ですので、高頻度に狭窄、または閉塞をきたしますがこちらの治療も行っております。透析患者様の血管病の特徴として、一般の患者様の血管病より重症な症例が多くみられます。しかし当院は循環器病センターとして心臓血管外科とも連携をとっており、狭心症、心筋梗塞においてカテーテル治療が困難な重症例ではバイパス手術を行うことも可能です。
重症下肢虚血に関しては、フットケア外来を行っておりますのでカテーテル治療から創傷治療まで幅広く診療しております。また下肢治療に関しては血管外科によりバイパス手術も施行しております。透析患者様の導入においてはブラッドアクセスの作製から、定期的なシャントエコーによる評価と、必要に応じて内シャントPTA(VAIVT)も行っております。
当院では、慢性腎臓病の状態から外来にて患者様を拝見し、患者様と信頼関係を構築しております。しかし残念ながら腎機能が廃絶し血液透析に至った患者様、腹膜透析に至った患者様に関しては透析クリニックと連携し上記の血管病のケアも行っております。
透析室では近隣の透析施設と連携を深める目的で、年に1回維持透析カンファレンスを主催させていただいております。これまでご参加いただいていないご施設でも、積極的な参加をお待ちしておりますので、ご希望があれば当院透析室に直接ご連絡いただければと存じます。
最後ではございますが、当院では循環器病センターを含め各科と連携しつつ、より良い医療をご提供できるよう努力して参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

循環器病センター

診療受付時間

初診の方
月〜金曜日
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土曜日
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月〜金曜日
/ 午後は予約診療のみ
土曜日

休診日

土曜日午後,日曜・祝日,10月8日,年末年始(12月30日〜1月4日)

住所

〒101-8309 東京都千代田区神田駿河台1-6 Google Map