心臓血管外科の役割について:
本年4月より日本大学病院循環器病センター心臓血管外科に赴任した北住善樹です。
日頃より貴重な患者様をご紹介いただき誠にありがとうございます。
私は2013年に愛媛大学を卒業し、国立病院機構災害医療センターで初期研修を行いました。同院は救急医療に力を入れており、その中で多くの緊急での心臓血管外科の手術を目にし、その魅力に惹かれ心臓血管外科へ進むことを決めました。
災害医療センターでの初期研修を終え、同院の心臓血管外科へ入局し外科研修を行ったのち基幹病院であった、日本大学医学部へ入局しました。
入局後は医学部附属板橋病院・東京西徳洲会病院・葉山ハートセンター・川口市立医療センターで研修を積み日本大学病院へ着任しました。これまでの経験を還元できるよう日々精進してまいります。
心臓血管外科では心疾患や動脈疾患に対して循環器病センターとして循環器内科と連携し良好な経過を送れるよう治療に当たっています。心筋梗塞や心不全、大動脈解離などの疾患は冬に多く起こることが知られており、これからの季節患者さまの増加が考えられます。
日本大学病院は千代田区で唯一の3次医療を提供できる施設です。搬送されてくる方には集学的治療を必要とする患者様も多く、その中には緊急手術を避けられない方もおられます。そのような患者様に対し緊急手術にも対応し今までの日常へ戻れるように尽力しています。
外来においては、心大血管疾患を始め末梢血管やフットケア外来において、ご紹介頂いた患者さまの検査・診断・加療を行い、状態が改善すれば当院でのフォローも行いながら、ご紹介頂いた診療所・クリニックにお戻しするなど急性期病院としての責務を行いながら、近隣の医療機関と連携を取り地域の医療に貢献できるように努めていきます。
末筆ながら今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。