【 第1回登山外来実施についてのご報告 】

　2022年12月21日、暮れも押し迫った水曜日に大城和恵先生によって第1回登山外来が実施されました。大城和恵先生は日本大学医学部のご卒業で現在は札幌市にある北海道大野記念病院で循環器内科医として働いておられます。先生は英国レスター大学で研修され2010年に日本人で唯一の国際山岳医の資格を取得されました。日本循環器学会認定循環器専門医、日本内科学会認定内科専門医、日本体育協会公認スポーツドクター、日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医、日本医師会認定産業医等の資格をお持ちで、役職としましては、北海道警察山岳遭難救助アドバイザー医師、富山県警察山岳遭難救助アドバイザー医師、長野県山岳遭難対策特別アドバイザー医師、全国警察山岳遭難救助アドバイザー医師、一般社団法人日本登山医学会理事なども歴任しておられます。この度日本大学医学部附属板橋病院呼吸器内科主任教授權 寧博教授のご配慮により当院で大城先生による登山外来の開設を行うことが出来ました。

　運動経験がある方が、突然発症する心疾患（急性冠症候群や致死的不整脈など）の治療後、どの程度の運動を続けてよいのかという疑問を持たれるのは自然な事だと思います。大城先生の外来ではどのくらいの脈拍数まで運動を行ってよいのか、心肺運動負荷試験（CPX）によってそれが明らかになります。

登山外来では心疾患が無くても高所登山という大気の薄い所での行動でどんな事に気をつけたら良いか、など国際山岳医である大城先生から貴重なアドバイスがいただけます。

　登山外来は完全予約制となっておりまして、毎月第3週の水曜日11時からです。予約を希望される方は当院予約センター03-5577-3448までご連絡下さい。担当者より、事前に実施いただく検査や費用などについてご連絡いたします。　本年もどうぞ登山外来をよろしくお願い致します。