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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2023年3月号

はじめまして。

日本大学病院消化器外科の寺本賢一と申します。私は、北海道出身で、平成8年に北海道大学を卒業。北海道内にて消化器外科を続けてきましたが、2015年より高山外科に入門しまして、以来、日本大学にてお世話になっております。2020年10月より、日大板橋病院から駿河台の日本大学病院に勤務移動となり、現在に至ります。

これまでは医局の方針にて、肝胆膵外科に関する症例はすべて日大板橋病院に紹介し、板橋にて手術をすることとなっていたのですが、私の移動に伴い、2020年12月より、肝胆膵外科に関する手術も駿河台にて行うことができるようになりました。

これまでに肝切除24例、膵体尾部脾切除11例、亜全胃温存膵頭十二指腸切除3例、残膵全摘2例、肝床切除2例、腹腔鏡下胆嚢全層切除2例、胆嚢全層切除1例、膵頭部温存十二指腸切除1例と少しずつではありますが、手術症例実績を積み重ねております。再肝切除や、膵体尾部脾切除後の残膵再発(IPMC/Intraductal Papillary Mucinous Carcinoma/膵管内乳頭粘液性癌)にて膵全摘なども行っています。

食道癌に関しては縦隔鏡+HALS(Hand-assisted laparoscopic surgery/用手補助下腹腔鏡手術)の手術、胃、結腸・直腸癌に関しては腹腔鏡下手術など鏡視下手術をメインに行っておりますが、肝胆膵外科分野に関しては、根治性や合併症、再建に関してまだまだ課題が多く、鏡視下では難しい面があると考えており、開腹手術にて当科では行っています。肝切除に関しては胆汁漏ゼロを続けています。

2022年4月からは、EUS(Endoscopic Ultrasonography/超音波内視鏡検査), ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)のspecialistである今津博雄先生が日大板橋より当院に赴任され、鑑別が難しいIPMN(Intraductal Papillary Mucinous Neoplasm/膵管内乳頭粘液性腫瘍)症例も適格にIPMCと診断され、手術適応とするようになりました。

当科は、山下裕玄教授を中心に計8名で、大学病院としてはかなりの少人数ではあるのですが、経験豊富な精鋭にて、診断から治療までエビデンスに基づいた適切な治療を行うべく、日々研鑽を積んでおります。今後ともよろしくお願いいたします。

 
消化器病センター

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