常々、先生方の貴重な患者様を多数ご紹介下さりありがとうございます。

小生は、松本病院長の指示のもと当院の病診連携委員会の委員長として、アイセンターのみでなく全科において、先生方との連携強化に努めております。今月のレターでは、病院全体の医療連携について記載させていただきます。

当院は、これまでの先生方からの多数の患者様のご紹介と紹介後の当院からの逆紹介を受け入れて頂きましたおかげで、本年8月1日に「紹介受診重点医療機関」に指定されました。東京都の保健医療局のホームページからの引用ですが、 ＜紹介受診重点医療機関とは、外来受診の際に、かかりつけ医等からの紹介状が必要となる医療機関で、より専門的な検査や治療を行います。かかりつけ医等と紹介受診重点医療機関の役割分担が明確になることで、医療機関の混雑緩和やスムーズな受診につながることが期待されます。＞ となっております。これまで以上に専門病院としての役割を医師が自負し、先生方の大切な患者様を迅速に、丁寧に診断及び治療をさせて頂き、そして早急な逆紹介を心掛けます。 

病診連携で重要事項の一つが、先生方への紹介時の当院からの早急な報告書ですが、単なる受診報告にならないように診療内容、治療方針など詳細に記載することを心がけます。（もし、報告内容が、不十分な場合は、医療連携室に御連絡頂ければ、報告書を再作成、再送付させて頂きます。これは、紹介受診重点医療機関となっていることを担当医に、より自負させる教育にもなりますので宜しくお願い致します。）　また、先生方の医療機関と当院を並診されている患者様に関しては、経過のご報告をさせていただきますので、初診時でなくても、患者様に経過報告依頼と記

載した診療情報提供書を持参させて頂ければ、報書を作成するようにいたします。

当院では、先生方が診察された患者様が診断及び治療のため、当日の緊急受診が必要と判断された場合については、該当する科の医師への了承なく、医療連携室のスタッフが電話にて即時応需するシステムとしています。これまでのように、担当の医師に電話が繋がらず電話口で先生方を長時間お待たせすることはありません。ただし、当院医師への患者様の状態の報告や当日の受診体制の確認が必要であれば、直ちに医師へ連絡を取らせて頂きます。

病院ホームページもご紹介頂く先生と患者様にとってわかりやすい充実したコンテンツに年内中に更新いたします。医療連携に関するご意見、ご要望あればご連絡頂ければ幸いです。

最後に、日本大学病院アイセンターでは、病診連携の勉強会として 「Surugadai Ophthalmic Clinical Conference：SOCC」 を本年4月15日にWEBにて開催いたしましたが、約170人の先生方にご視聴頂きました。 ありがとうございました。 2024年度も4月27日に開催予定としております。 毎年SOCCではアイセンターで行われている診断、治療などのプロセスを解説し、さらに最新の話題をご提供しております。講演内容などご要望あればご連絡頂ければ幸いです。

日本大学病院アイセンターのスタッフ一同は 、今後も中静裕之教授のリーダーシップの元で 、一丸となり 、

先生方の大切な患者様を診断及び治療をさせて頂きます。 今後とも宜しくお願い致します。