平素より当院整形外科センターに患者様をご紹介いただき誠にありがとうございます。令和5年10月より日本大学病院勤務となった後藤太聖(ごとう たいせい)と申します。当院整形外科センターにて股関節・膝関節の人工関節手術、救命センターにおける四肢外傷を担当させていただいております。
初めてのニュースレターの執筆であり、拙い文章であることをまずお詫びします。
誠に僭越ながら当院に配属されてからの私の現状をお話しさせていただきます。まず、当院に勤務して、人工股関節の権威であられる久留隆史先生のもとで勉強させていただくことでき、とても有意義な日々を送ることができています。当院で行っている前外側アプローチによる筋腱完全温存人工股関節置換術は、術後の脱臼のリスク肢位がなく、早期にリハビリを行うことができ、また術後の痛みも少なく、歩行能力の回復も早いため、片側の手術では術後7~10日程度、両側では14日程度と入院期間も以前よりとても短くなっております。患者様の満足度も高く、改めてこの仕事に非常にやりがいを感じ仕事を行っております。また人工膝関節置換術におきましては前十字靭帯機能を残した人工膝関節置換術を行うことで、より正常膝に近い機能を獲得することが可能となり、高齢者の登山、ゴルフ、テニス、スキー、ジョギングなどの運動復帰も可能となっております。人工膝関節置換術の術後は運動ができないとの印象があるようですが、当院ではHigh Impactな運動以外は許可しており、実際に現在でも運動復帰後のトラブルは起きておらず、非常に満足いただいております。外傷に関しては、小児の骨折、高齢者の脆弱性骨折、また3次救命センターにおける骨盤骨折などの高エネルギー外傷にも積極的に治療にあたらせていただいております。患者様がより早く日常生活に復帰する支援する治療を目指し精進しております。
まだまだ若輩者ではありますが、医師としてはまだまだ勉強中の身ではありますが、患者様に丁寧に接する気持ちだけは人一倍意識して診療を行っております。もしお困りの患者様がいましたら、親身になって対応し、患者様ひとりひとりにあった治療を行わせていただきますので、ご気軽にご紹介いただけたら幸いです。
当科スタッフ一丸になって精進していきます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。