総胆管結石は腹痛、黄疸、発熱などで発症することが多い疾患ですが、無症候性のものもあり偶発的に発見されることもあります。感染を伴うと重篤な化膿性胆管炎を併発することがあるため、無症候性であっても原則治療が必要とされています。総胆管結石に対しては、内視鏡的乳頭切開術や乳頭拡張術で乳頭を広げ、内視鏡的に結石除去を行っています。積み上げ結石や巨大結石に対しては内視鏡的巨大バルーン拡張術も行っています。急性膵炎などの偶発症に注意が必要な処置であるため、日本消化器内視鏡専門医、指導医が中心に治療を行っています。
積み上げられた総胆管結石
内視鏡的乳頭切開術
内視鏡的巨大バルーン拡張術
摘出された巨大結石