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日本大学病院

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肥満症 ひまんしょう

我が国では、軽度の肥満でも健康障害に繋がりやすいこなどとから、体格指数(BMI=体重[kg]/身長[m]/身長[m])25以上が「肥満」と定義されています。但し、すべての「肥満」が治療の対象となるのではなく、減量治療により、併発している複数の病気を一挙に改善させることができる「肥満」を、「肥満症」と言います。すなわち、肥満が原因となって発症している糖尿病や脂質異常症、高血圧、非アルコール性脂肪性肝疾患、高尿酸血症などの疾患は、個々別々に治療するのではなく、減量療法によって、一挙に改善させることが可能です。
BMIが25以上の方で、①肥満が原因となっているか、または減量により改善する健康障害(*)を有する方、もしくは、②腹部CT検査で100 cm2以上の内臓脂肪蓄積(腹囲が男性で85 cm以上、女性で90 cm以上の方は疑わしいです)が確認された方は、「肥満症」と診断されます。
さらに、BMIが35以上の肥満は、「高度肥満」に分類され、高度肥満のうち、上記の①、あるいは②の方は、「高度肥満症」と診断されます。
肥満症と高度肥満症では、診療指針が異なります。減量目標が、肥満症では現体重の3%以上、高度肥満症では5~10%です。
治療法は、食事療法、運動療法、行動療法が基本ですが、それだけで不十分な場合、薬物療法や手術療法が考慮されます(手術療法に関しての詳細は、糖尿病・肥満症治療センターHPをご参照下さい)。
当院では、2018年4月より、肥満症専門外来を開設しております。肥満症でお悩みの方は、ご相談下さい。

(*)1..耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など), 2.脂質異常症, 3.高血圧, 4.高尿酸血症・痛風, 5.冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症), 6.脳梗塞(脳血栓症・一過性脳虚血発作), 7.非アルコール性脂肪性肝疾患, 8.月経異常・不妊. 9.閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群, 10.運動器疾患(変形性関節症(膝・股関節)・変形性脊椎症・手指の変形性関節症), 11.肥満関連腎臓病

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