日本における急性心筋梗塞の死亡率が増加の一途をたどっております。若年者における動脈硬化性疾患の頻度も増加しており、早期からの適切な予防が重要ですが、発病した場合は迅速な対応が救命率向上の鍵です。当循環器病センターでは、循環器内科グループと連携を密にしており、早期手術に対応しています。日本胸部外科学会の2011年統計による手術死亡率は全国平均で1.0%(100人に一人)すが、当院では0.5%と手術の成績も良好です。さらに、関連施設とも連携し、手術後の心臓リハビリテーション(運動療法)にも積極的に取り組んでおります。手術後長期にわたりご紹介いただいた、かかりつけ医の先生方とともに、患者さんの管理、生活指導、動脈硬化退縮治療なども行っており、手術後いつまでも安心してご相談いただけるように外来診療も充実しております。
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