看護継続教育
日本大学病院看護部では「看護の自律」の理念のもと、患者さんとともに歩むことのできる看護師の育成を目指しています。患者さんとともに歩むために、高度な看護実践、教育的役割、そして研究的に看護を探求できる看護師を育成します。教育プログラムは、看護師一人一人が、自ら実践から学び、看護を創造できる基盤つくり、「リフレクティブプラクティスナース(省察的実践家)」の育成に重点を置いて継続教育を行っています。そのために、看護領域のみならず日本大学におけるさまざまな学問分野の協力を得て、働きながら豊かな知識を得て、看護実践能力を着実に発展させていけるカリキュラムとなっています。豊かな人間性と看護師としてのプロフェッションフッドを身につけ、社会に貢献できる人材を育成します。
看護部教育方針
病院の理念と看護部の理念および基本方針を基盤とし、専門職業人として倫理的で自律した患者に信頼される質の高い看護師を育成します。
- 専門性を持ちつつ総合的な看護を実践し、病める患者さんの生を支え、生きる希望、治りたいという意欲を促進する看護師を育成します。
- 患者のために最善な看護を創造、探求し、多様な価値観を認め合う柔軟性を持ったチーム医療のキーパーソンとなる看護師を育成します。
- 複雑な問題解決にも真摯に取り組み、高い倫理観をもった総合力のある看護師を育成します。
- 大学病院の看護師として教育・研究に積極的に取り組み、これからの看護を拓く人材を育成します。
継続教育グランドデザイン
日本大学病院のキャリア開発ラダー
当院では旧駿河台日本大学病院時代の2006年より、キャリア開発プログラムを導入しています。これは、私たち看護実践者が自分の実践能力を自分自身で発展させてゆくためのものです。日本大学病院では『看護の自律』を実践できる看護師の育成をめざし、個々の看護師が社会のニーズや各個人の能力及び生活(ライフサイクル)に応じてキャリアをデザインし、自己の責任でその目標達成に必要な能力の向上に取り組むことを目指しています。
平成30年度より、日本看護協会看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)を組み入れた新しいキャリア開発ラダーへ再構築し、運用しています。
看護部研修の紹介
キャリア開発ラダーの各段階に応じた研修を運営し、部署での実践につなげています。
毎月の看護部研修とOJTでの実践について紹介します。