当院にご入院及び通院中の皆様には，日本大学病院をご利用いただきありがとうございます。当院の新型コロナウイルス感染症の対応状況についてお知らせします。

１０B病棟に入院中の患者さん１名が，入院前の新型コロナウイルス感染症の検査結果は陰性でしたが，入院後に持続する発熱を訴えたため再度検査したところ，9月9日に陽性となりました。ただちに，同じ病棟の患者さんやスタッフにも検査を施行したところ，同室者2名と主治医1名が陽性と判明しました。そのため，当該患者さん及び医師は別の病棟に移動・隔離し，治療を継続しています。

本件はすみやかに保健所に届出を行い，連携して対応しています。保健所はこの度の院内感染をクラスター発生とは判断しておらず，当院は保健所の許可を得て当該病棟への新規入院を再開いたします。

当院の職員は，ほぼ全員がワクチン接種を完了しており，常時感染防止に努めています。また，関連する活動として，大学の拠点接種，自衛隊の大規模接種の後方支援及び区主導の千代田区民のコロナ治療を行っています。しかし改めて，このウイルスには100%の安全はないと痛感しています。

つきましては，再度のご案内となりますが，入院予定の皆様には感染防止に有効な有償のお部屋をお勧めします。個室にはwifiが完備されており，2人部屋は今年度から半額としました。また，有償4人部屋は硬質のユニットで仕切られています。ご入院の際には，上記病室のご利用をご検討下さるようお願いいたします。

令和3年9月17日　　　　　

病院長　天　野　康　雄