7月中旬までに入院関連で,患者さん31名,医師3名,看護師23名,リハビリテーション技士1名および事務職など3名が新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明しました。9Aと10B病棟ではクラスターが発生しており,千代田保健所と連携しながら対応しています。
現在入院されている患者さんは25名で,うち5名は人工透析中の方です。中等症の方も2名いらっしゃいます。私達はこれらの方々に重点を置き,持てる機能をフル回転させて,コロナと入院の原因となった疾患を治療します。なお重症化した患者さんはいません。
上記のようにスタッフの感染が相次ぎ,濃厚接触者として休職となっている職員もいます。院内の数カ所で散発的に陽性者を認めていることから,入院および外来の一部の機能を縮小します(例 入院予定の延期や再来の抑制,日帰り手術への変更)。ただし,初診紹介の外来応需や救急診療は可能な限り維持します。健診センターや各種の予約検査は通常どおりの業務を続けています。
私達は事態を収拾し,都民や区民の皆さんのコロナ診療や救急応需を含む通常診療に尽力できる体制にもどすように努めます。どうぞご理解のほどお願い致します。
病院長 天 野 康 雄