重症大動脈弁狭窄症に対するカテーテルを用いた低侵襲治療(TAVI)は、国内では2013年から保険適用となっております。当院でも初期からTAVI治療を開始し2022年まで施行しておりましたが、この度2年の中断を経て2024年6月から新たなハートチームでTAVI治療を再開することになりました。
TAVI治療は術後早期の死亡率が低く、手術リスクの高い患者さんを対象にした欧米の多施設無作為化試験であるPARTNER trialの5年成績でも外科治療と同等の治療成績が得られています。手術に対して高リスク症例の患者さんにおいてTAVI治療は開胸手術と比較して身体的負担の軽減、手技時間の短縮等の結果、早期の安静度拡大及びリハビリテーション完了を可能とします。
当院の心臓血管外科と循環器内科のハートチームでTAVI治療でも弁置換術であっても最適な大動脈弁治療を提供しますので、お気軽にご相談ください。
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