2024年2月より日本大学病院の消化器肝臓内科に着任しました。
私は前任地の自治医科大学で主に消化管の内視鏡診断と治療を行ってまいりました。専門は上部消化管を担当しましたので、診断におきましては富士フイルム社製のLinked Color imaging (LCI)を用いた胃癌スクリーニング、Artificial intelligence (AI)を用いたCADeの開発などに協力してまいりました。治療においては食道・胃・十二指腸の上部消化管に関する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)だけではなく、耳鼻咽喉科と協力して行う咽頭領域のESDや消化器外科と協力して行う胃粘膜下腫瘍に対するLECSなど多くの消化管腫瘍に対する治療を経験してまいりました。また大腸腫瘍に対するESDやダブルバルーン内視鏡を用いた小腸疾患の診療なども含めて、全消化管の診断・治療に対応できる数少ない内視鏡医と自負しております。
日常診療でお困りの症例などございましたら、どうぞ日本大学病院にご紹介いただけたらと思います。