HALSはHand-assisted laparoscopic surgeryの略で、腹腔鏡手術の際に「手」を腹腔内に入れて手術を行うものです。
http://hals.kenkyuukai.jp/special/?id=42516
今年は広島県医師会館での開催でした。
今年から消化器外科の山下裕玄が代表世話人をつとめ、萩原謙も長らく世話人として参画しております。
当院には手術ロボットを用いた手術を行っておりませんが、その環境下で使用可能な医療資源を駆使して患者にとって負担の少ない手術の提供を目指しています。
外科医の「手」は触覚のある5本の指があり、その生かし方は多種多様です。
ロボット手術、腹腔鏡手術で困った場面に遭遇したときに、開腹手術へ移行する前にHALSを試して打開することも経験してきました。
同じような経験についての発表がいくつもあり、HALSの価値を再確認できた非常に有意義な研究会でした。