一緒にお昼ご飯を食べコーヒー、紅茶などを飲みながら、部署や職位の垣根を越えての語り合いです。ひとりの語りが新たな物語を呼び起こします。リラックスした空間で自由に語れるように、映画音楽やクラッシック、ジャズ、ボッサなどの曲を選んでBGMにしています。
第1回 平成27年10月17日(土)12:30~13:30 11名が参加しました
手術を受ける患者さんの意思決定支援として看護師ができることってなんだろう、から、慢性疾患で入退院を繰り返している患者さんに対して、看護師たちが悩みながらも患者さんにとっての最善を考えてかかわることの語りにつながっていきました。そこから、10数年ぶりに病棟で勤務をする看護師が、「患者さんから手術後の病状の不安をよく聞くが、自分も文献を読んでみて患者さんが不安に思うのは当然だと思った。一度説明をうけても、すぐによくなるわけではないから心配が続くかたもいる。だからその都度患者さんのお話を聞き、説明をしている。」と語ってくれました。
第2回 平成28年2月13日(土)12:30~13:30 15名が参加しました
新人看護師の、ご家族が患者さんを思う気持ちへの気づきから、患者さんとご家族への具体的なケアにつなげたという語りから始まりました。そこから、参加者した看護師の家族の介護の体験、小児病棟の取り組みなどの語りへと広がっていきました。
第3回 平成28年7月28日(土)12:30~13:30 19名が参加しました。
長期にわたり当院で治療を続けていた患者さんとご家族についての話をきっかけに、これまでの看護師がそれぞれの看取りの経験で大切にしていることの語りがありました。また、入職後4か月を迎えた新人たちからは、回復期にある患者さんのリハビリテーションの意欲を引き出すために、「患者さんの入院前の生活や好きなことを知り、一緒に目標をきめて取り組んだこと。」、「患者さんがリハビリをやろうと思う気持ちになるのを待ちながらかかわることを大切にしている。」と、どうすればよいのか悩みながらかかわっている、という語りなどもありました。
第4回 平成28年12月3日(土)12:30~13:30 12名が参加しました。
自部署から病棟を移動して入院治療を継続し、退院の日が決まった患者さんへ挨拶に伺った時に、自分の実践した看護が患者さんにとって意味があったと気づいた、という語りから、入院後に診療科が変更になり、部署を移動される患者さんにかかわった経験についての語り合いにつながりました。また、患者さんと同郷という共通の話題をきっかけに、不安なことやわからないことを遠慮なく聞いて下さるようになり、自分でもできることがあったという新人の語りもありました。