総合診療センター泌尿器科の紹介です。平成26年10月に旧駿河台病院から新病院に引っ越しました。当科では「体に優しい、低侵襲な治療」「機能温存」を心掛けております。通常の外来での内視鏡検査も積極的に体に優しい軟性鏡を用いて検査しております。私の診察日は火(午後)・水(午前、午後).金(午前)土(午前)です。私にご紹介いただければ適切な外来に紹介いたします。
新病院での泌尿器科の特徴を紹介いたします。
● 副腎腫瘍 クッシング症候群や褐色細胞腫のようなホルモン産生性腫瘍は適切な診断のもとに腹腔鏡手術で摘出いたします。
●腎癌 T1a、T1bもしくはT2という進行した症例であっても、可能なかぎり部分切除を行い腎の温存を図っております。全摘出は基本的に腹腔鏡で行い、部分切除の場合はリスクの少ない症例では腹腔鏡で、腹腔鏡では困難と思われる場合は開腹で行っています。
●早期の前立腺癌症例については内視鏡を補助的に使用しながら可能な限り小さな切開で前立腺を摘出する腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術(ミニマム創手術)を行っています。またIMRT(強度変調放射線治療)を開始しました。腫瘍の形にあわせて放射線をあてることが可能なため、副作用を増加させることなく、的確に照射することが可能になりました。 進行していて手術や放射線治療が適応とならない場合でも、ホルモン療法や化学療法を積極的に施行しております。
●前立腺肥大症HoLEP(経尿道的レーザー前立腺切除術)を行っています。従来のTURPと比較して、出血が少なく体に優しい手術です。開腹して摘出しなければならなかった大きな前立腺に対しても内視鏡的に治療できます。