師走の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。今年も早いもので残すところ1か月となりました。皆様におかれまして、今年はどのような1年でしたでしょうか?
1年を振り返る時、この1年が眼科医として進歩できたかどうかと考えるようにしています。今年、新たにできるようになったことはあったかと。私は網膜硝子体手術を専門に行っていますので、手術手技の進歩があったかをまず振り返ります。眼科手術は洗練化が著しく、新しい手術器具や機械の登場は、それだけで我々術者に進歩を与えてくれます。今年は当院でも新世代白内障手術機器Centurionが導入され、より洗練された白内障手術が可能となり、白内障硝子体同時手術においてもさらなる低侵襲手術が可能となりました。また、来年には硝子体手術の主要器具である硝子体カッターが7500回転/分から10000回転/分になることが予定されており、さらに安全かつ効率的な硝子体切除が可能となることでしょう。今から楽しみです。
しかし、機械の進歩などは開発に係わらない限り、医師の努力とは無関係です。やはり新たな手術手技を考案、術式の工夫により新たな技術を習得し、技術の進歩を実感でき、さらにはそれを世界に発信できたときに医師冥利を感じます。これからも毎年、自分の技術の向上を実感し、社会貢献できるよう日々精進したいと思います。
私にとりましては4月からアイセンター長を拝命し、猪突猛進した一年でした。病院の方々、医局員、眼科スタッフの支えにより、何とかこの一年を乗り切ることができました。素晴らしい仲間に恵まれていることを今年ほど実感した年はありません。皆様に感謝致します。
新たな試みとして、以前のニュースレターでもご案内している来年からの専門外来拡張があります。専門性の高い統一された治療、臨床データ集積・解析、待ち時間短縮などの点においてメリットが期待できると考えています。
来年が我々眼科チームにとって、また皆様におかれましても飛躍の一年となることを祈念いたします。
医療関係者の方へ
ニュースレター