春暖の候、皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より大変お世話になっております。
早いもので今年も4月になりました。新年度を迎え、アイセンターでも後期
研修医師のフレッシュな医師2名を迎えます。お二人とも医学部6年生の時に
選択実習で眼科を選択し、興味を深めてくれました。無限の可能性を秘めたお二人です、立派な眼科医に成長できる環境を提供していきたいと考えています。
最近の眼科の話題としては、『落下』が増えているように思います。一つには『眼内レンズ落下』です。先日の雑誌『日本の眼科』でも特集が組まれました。
眼内レンズ挿入から時間の経過、加齢による眼組織の脆弱化、硝子体手術後眼の
増加など様々な要因があるようです。また、水晶体落下症例も連続して経験しました。両症例とも高齢で認知症のある患者さんでした。他科でCTを撮り偶然に水晶体落下が発見されました。このような例では全身麻酔が必要となり手術適応にも頭を悩ませます。今後、超高齢化社会がもたらす眼科的問題の一つになるでしょう。
その一方で、眼内レンズ偏位、落下に対する眼内レンズ二次挿入術の術式は急速に洗練化され、近年は眼内レンズ強膜縫着術から強膜内固定術へとシフトしつつあります。手術時間も短縮化され画期的な手術方法です。これら多くの術式にも日本人眼科医師の貢献が大きいことは同じ眼科医として誇らしい事です。
さて、4月からの人事異動として後期研修医2年目の2名が板橋病院で1年間
研修、田村医師が板橋病院へ異動、血管閉塞外来と涙道外来を担当していた古谷医師が宮崎県への2年間の出向、また廣澤医師、堀中医師が板橋病院から異動となり当院で勤務開始となります。涙道外来は町田医師が担当となります。
また、今月から私、中静の外来が火曜日から水曜日に変更となります。
今年度も宜しくお願い致します。