おだやかな小春日和が続いておりますが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。
常々、多くの貴重な患者様をご紹介いただき、ありがとうございます。今回のレターは視能訓練士の川﨑康太が日本大学病院アイセンターのOCT(光干渉断層計)検査についてお伝えさせて頂きます。
当院では網膜・硝子体疾患を専門としています。そのため1日に来院なさる患者様のうち約7~8割の患者様にOCTを行っており、数多くの患者様をスムーズに検査できるように4台のOCTを利用し、視能訓練士の中でも眼底画像検査を専門とするフォトグラファーが撮影をしています。機器としましてはモニター画面のinfra red(IR)画像も鮮明で、病態の細かな観察ができるHeidelberg社のSpectralis OCT compact(spectral-domain OCT:SD-OCT)をメイン機器として3台、硝子体混濁や網膜剥離、術後のガス注入眼患者様など透光体の混濁が強い場合には光透過性の高く撮影範囲の広いTOPCON社のAtlantis(swept-source OCT:SS-OCT)を1台、これらを使い分けて検査をしています。ルーチンで行っている中心窩を中心とした黄斑全体を把握できるラジアルスキャンの撮影以外にも、疾患や病巣に応じて必要な部位を判断し追加の撮影をしています。最近注目されているPachychoroid関連疾患鑑別のため脈絡膜厚を把握できるEDI(Enhanced depth imaging)の撮影も多くの症例に行っています。一方、硝子体については、10月中旬よりHeidelberg社のOCTに硝子体側がより鮮明に観察できる撮影モード(EVIモード)の追加アップデートを行い、より良いものになっています。
検査員のスキルアップ、疾患に対する知識の向上のため毎週行われている医局カンファレンスや様々な講習会への参加も積極的に行うなど、患者様にとって最良の診療にするため、より高いクオリティーの画 像撮影が出来るよう精進してまいります。