総合診療センターペインクリニック外科外来をご紹介させていただきます。診療は平日に行っておりますが、各診療科の先生方からの新患のご紹介は火曜日と水曜日とさせていただいております。各曜日の診察担当医は下記のとおりでございます。
月曜日:小川節郎(研究所教授)
火曜日:佐伯茂(麻酔科科長)
水曜日:飯田良司(ペインクリニック室長)
木曜日:小川節郎
金曜日:勝田友絵(非常勤嘱託医)
土曜日:麻酔前診察
■対象疾患
ペインクリニック外科外来では主として痛みの治療を行っております。対象となるのは特発性三叉神経痛、頸部痛、肩痛、腰下肢痛、帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛、複合性局所疼痛症候群、術後遷延痛など各種の痛みです。これら痛みに対して神経ブロック療法、薬物療法、光線療法、イオントフォレーシス(通電により局所麻酔薬を皮下に浸透させる治療法)などを施行しています。
■当科で行っている神経ブロック
神経ブロックの種類としては、星状神経節ブロック、硬膜外ブロック、眼窩上神経ブロック、眼窩下神経ブロック、上顎神経ブロック、下顎神経ブロック、後頭神経ブロック、肩甲上神経ブロック、傍脊椎神経ブロック、肋間神経ブロック、腕神経叢ブロック、深頚神経ブロック、浅頸神経ブロック、翼口蓋神経節ブロック、腹横筋筋膜面ブロック、外側大腿皮神経ブロック、大腿神経ブロックなどを行っています。これらの中でも、腕神経叢ブロック、腹横筋筋膜面ブロック、大腿神経ブロックなどにおいては、その安全性を高めるため、超音波ガイド下に行っています。
神経ブロックは抗凝固療法施行中の症例、出血傾向のある症例、重篤な合併症を有する症例などには差し控えなければなりません。そのような場合は、光線療法、イオントフォレーシス、各種薬物療法(非ステロイド性抗炎症薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗不安薬、医療用麻薬など)などを行い、痛みの軽減に努めています。