救急科【救命救急センターのご紹介】
こんにちは, 救急科の杉田です。当院の救命センターを紹介します。
日本大学病院は救急指定病院としてER型の救急外来と三次救急医療を担う救命センターを併設しています。千代田区という立地上、通勤中や仕事中に気分を悪くされたり、旅行者が急変されて運ばれてきたりなど患者さんの予期せぬ出来事に迅速な対応をしています。
当院の救命救急センターの歴史は昭和53年に遡り,東京都内で6番目の三次救急施設として開設されました。平成26年に神田駿河台1丁目へ移転し、日本大学病院として再出発をしていますが,千代田区唯一の救命センターとして長い歴史を引き継いでいます。これまでの約40年間で30,000人以上の重症患者さんを治療してきました。
救命センターは閉鎖型ICUを併設しており入院後の重症管理を行います。重症から回復した後も専門的治療の継続が必要な方は各診療科との連携を活かして一貫した治療を行う一方,疾患に応じた専門病院や通いやすい病院への紹介もしています。
区中央部,東部,東北部だけでなく埼玉や千葉の二次医療施設から重症患者さんの紹介を受け,地域医療の最後の砦として日々奮闘しています。
コロナ禍では通常の3次医療機能を維持しながらコロナ重症例を受け,人工呼吸器管理だけでなくECMOも稼働させました。
救急科は日本大学だけでなくいろんな大学出身者が集まり循環器や外科,麻酔科など多様なサブスペシャリティーを持ったスタッフ達が仲良くやっています。病院全体がアットホームでコミュニケーションを大切にしているので,各科の協力も得やすいです。
多様な疾患の重症病態を管理することができ教育機関としても十分な環境です。専門医を目指す先生やもっと経験を積みたいという先生方にも最適な環境で,診療しながら研究に取り組んで学位を取得される先生方もいます。
年度 | 入院 | 手術 | VIR | 透析 | 内視鏡 |
2017 | 578 | 82 | 59 | 17 | 12 |
2018 | 640 | 82 | 76 | 16 | 26 |
2019 | 661 | 72 | 81 | 9 | 29 |