2014年10月に旧駿河台日本大学病院から日本大学病院に移転、新規開院してから、早いもので、来月まる2年となります。この移転にともない、さまざまな最新の機器が新規に導入されましたが、我々循環器病センターにとって最も大きな意味を持つのは、ハイブリット手術室ではなかったかと思われます。
このハイブリット手術室とは、カテ室と手術室が合体したもので、単純に、手術とカテーテル治療が同時に行えるというメリットだけでなく、どうしても新病院として必要な極めて重要な理由がありました。それは、TAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)という最新治療の施設基準の必須条件であったことであり、当院におけるハイブリット手術室の完成後、平成27年1月20日TAVI協議会へ申請し、同8月20日査察となり、厳重な審査を経て、同10月31日施設認定をいただくことができました。本年4月6日には待望のTAVI初症例を無事に問題なく成功させることができました。
日本大学病院では、最新型のハイブリット手術室が導入され、TAVI以外にもEVAR(腹部大動脈瘤ステント治療)、TEVAR(胸部大動脈瘤ステント治療)、その他さまざまな高度な医療を迅速に、効率よく、行っております。
今後も様々な最新治療をいち早く導入することを目指して、高度な医療を推進してまいりたいと考えております。
今後とも日本大学病院 循環器病センターをよろしくお願いいたします。