サージカル外来からのお知らせ

寒さが一層厳しさを増す冬の季節に、皆様におかれましてはますますご健勝のことと

お慶び申し上げます。日本大学病院アイセンター助教の岩﨑将典と申します。

日本大学病院アイセンターのサージカル外来は、毎週月・木曜日の午後に中静教授の下、正田医師、榊原医師、飯淵医師と私で診療を行わせていただいております。当院サージカル外来では 、網膜硝子体の中でも黄斑円孔 、網膜前膜 、網膜分離症 、分層黄斑円孔などの黄斑疾患を中心に、難治性の増殖糖尿病網膜症、裂孔原性網膜剥離など幅広く手術関連の疾患を診ております。私も幅広い症例を執刀させていただいた前任地の日本大学板橋病院での経験も生かして微力ではございますが、皆様の力になれるように精進いたします。

臨床研究の発表も先日の網膜硝子体学会で発表させていただきましたが、この度、中型黄斑円孔に関する論文がRETINAにアクセプトされました。中型黄斑円孔（最小円孔径251~400μm）の術式選択は未だ研究がなされておらず、その治療方針も定まっていなかったのですが、今回我々は、当院での中型黄斑円孔に関する臨床データをまとめ、その治療方針に一定の指針を示すことができました。この様な論文を発表させていただくことができましたのも、先生方が貴重な患者様をご紹介いただけました賜物でございます。改めまして、多数の患者様をご紹介いただき有難う御座います。