病院内の人事異動につきまして

当院に患者さんをご紹介下さる先生方、日々お世話になっております。当院は昨年から紹介受診重点医療機関の認定を受け、病診連携・病病連携共にこれまで以上に深めていかなければならないと考えております。本ニュースでは循環器内科だけでなく病院全般の変化についてご報告申し上げます。

今年度から呼吸器内科を新たに標榜し、スタッフの増強を図りました。今、国民の二人に一人が癌にかかると云われる中、肺癌診療を含む呼吸器疾患の診療は重要視されております。呼吸器内科のスタッフは准教授の辻野一郎、仲　剛、飯田由子、神野優介の4名体制となっております。また呼吸器外科は開院当初より標榜しておりまして、今後患者さんの外科手術も増えるのではないかと思っています。

3月末で谷　樹昌先生が日本歯科大学の内科主任教授としてご栄転されました。その後任として当院4階にあります健診センターのトップとして着任されたのが同じ循環器内科出身の中井俊子先生です。女性の先生でありましてこれまでも実施しておりましたレディースデー（診察医を含め検査に関わるスタッフ全員が女性のみの日でございます）を始めとして力を発揮されています。ご専門は不整脈・心不全治療で循環器内科の外来も金曜日に担当されています。

この6月から大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療（TAVI）を再開しました。実は心臓外科医に退職に伴いしばらく実施をしておりませんでしたが、この度再度の施設認定を受け再開致しました。当院には開院当初よりハイブリッド手術室とスタッフが揃っており安全に実施できておりますので、心雑音を含む心疾患の疑いがありましたらご紹介いただけると幸いです。

最後に私、病院長を含む各科科長の先生方が皆様方との病診連携・病病連携を深化させるために改めての施設訪問を開始しております。当院の医療連携につきまして忌憚のない意見をお聞かせいただけると幸いです。当院は今年の10月で開院満10周年となります。現在、手狭となりました地域医療連携室を改善すべく院内の改装を行っているところです。これまで以上に地域医療と3次救命センターを柱とした救急医療に尽力して参りますので、当院がお役に立てる場面では是非各科または地域医療連携室にご連絡をいただきたいと思います。