常々、先生方の大切な患者様をご紹介下さりありがとうございます。アイセンターのスタッフは、ご紹介下さった患者さまに対して正確な診断をするために適切な検査と診察を行い、そして適切な治療を早急に行うことを理念としています。疾患の進行が止められ、さらに視機能が改善し、患者織の満足が得られれば、我々にとってもそれが一番の<得>となります。日本大学病院アイセンターは網膜・硝子体疾患を専門としていますので、毎日、多くの眼底所見を拝見することができます。それが、もう一つの我々の<得>となっています。なぜならば、大学病院ですので、常に<学ぶ>という姿勢がスタッフにはありますので、その多くの眼底所見から様々なことを学ぶことができるからです。多数の同一疾忠を検証することにより、診断や治療の臨床研究を行うことができます。その結果から新たな事が発見でき、それを学会で発表したり、論文投稿することにより、日本大学病院アイセンターの名を日本だけでなく世界にアピールすることが可能となります。また、珍しい限底所見に出会える機会があります。
写真の症例は、主乳頭の近くに副乳頭を伴った重複乳頭で、視神経乳頭先天異常のひとつであり、非常に稀な疾患です。蛍光眼底験査だけでなく
Swept Source-Optical coherence tomography(SS-OCT)
などの検査を行い、新しい知見が得られ<Swept Source-OCTで副乳頭の構造が詳細に観察できた偽重復乳頭の1例>の演題名で、町田弓美子先生が昨年の第119回日本眼科学会総会で発表することができました。このように、多数の眼底疾患を拝見でき、学ぶことができるのも、ご紹介して下さる先生方のおかげであります。
アイセンターのスタッフ一同は、3月で退任する湯澤美都子教授が守り続けた網膜・硝子体疾患の専門病院としての看板を上げ絞けられるようにしていきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
重複乳頭の副乳頭のカラー眼底写真と88OCT