フットケア外来
近年、わが国では糖尿病患者が増加の一途をたどっています。糖尿病性壊疽やそれによる下肢潰瘍は患者さんの歩行機能を著しく低下させ、もし下肢切断となれば生活の質(QOL)は大きく障害されます。また、糖尿病以外にも動脈硬化による閉塞性動脈硬化症やバージャー病などの末梢性動脈疾患、ならびに深部静脈血栓症、血栓性静脈炎、下肢静脈瘤などの下肢静脈疾患も様々な下肢の病変を引き起こします。
これらの慢性疾患による下腿の局所性病変に対しては横断的に多くの専門家が関与し、総合的にフットケアという観点からの適切な診断と迅速な治療が必要であることは言うまでもありません。
当院ではフットケアを総合的かつ重点的に診療を行う施設として、東京中央医療地区の中心となるべく、フットケア専門外来を開設しました。下肢局所疾患の予防、診断、治療(薬物、インターベンション、手術、局所皮膚処置など)、治療後の指導(食事指導、生活指導、運動療法など)を一人の患者さんに対して、それぞれの専門家(医師、看護師、栄養士、薬剤師など)が系統的かつ有機的に関わり、全人的な高機能の医療を実践いたします。
歩くとふくらはぎが痛い、足に冷感・しびれ感がある、足に潰瘍や傷がある、足先に壊死があるなどの症状がありましたら、是非当院のフットケア外来を受診してください。
対象となる方
- 糖尿病性下肢病変のある方
- 閉塞性動脈硬化症の方
- 重症下肢虚血の方
- 透析患者の方
- 下肢潰瘍、色素沈着がある方
- 下肢に浮腫がある方
- 下肢に静脈瘤にある方
- その他、足に関してお困りのある全ての方
診療時間
毎週火曜日午前(9時~11時30分)・毎週木曜日午後(午後1時~4時)
完全予約制です。病院の予約センター(03-5577-3448)にお電話ください。紹介状がなくても結構です。
担当医
表は左右にスクロールできます
- 担当医師
- 田岡 誠・大場正直
- 担当ナース
- 田中由紀子(専任看護師)、島児真奈己、佐々木愛子、森井ふみ、飯倉沙奈絵、千葉美由紀
- その他
- フットケア外来を初診される患者さんは足の状態の診察、足の血流検査、血液検査などを行い、検査結果が出るまでお待ちいただくことになります。その後、必要な処置を行いますので、すべての診療時間は2〜3時間かかることもありますので、あらかじめご了承ください。