暑い暑いと言っていた夏がいつの間にか終わり、北海道では雪が降ったとか。
時のたつのは早いものです。新病院になって2年、乳腺内分泌外科として独立して1年。
世間では乳がんについての話題があふれています。賑わしているなんていうのは、不道徳ですね。本人、家族にとっては大変な問題です。
病院を受診されるかたは様々、「異常なし」とお話ししても心配されてしまう方、明らかに乳がんであるのに、認めない方等々。
過剰な自己検診で痛みが強くなっている方が増えています。試してみるとわかりますが、ある部分が気になるとそこに注意がいきすぎて痛くなります。血腫を作って来院された方もいました。
触診より、マンモグラフィ 超音波検査を受けるようおすすめください。
もし乳癌と診断されても治療法は多種あります。乳癌ほど個別性、多様性のある疾患は少ないですが、それが反対に悩ませているのかもしれません。
当院では乳がんになっても納得できるように話し合い(形成外科医 化学療法認定看護師 薬剤師 緩和ケア認定看護師 放射線治療医 病理医と相談して)治療をすすめていくことをモットーとしています。
【当院の特徴】
- 手術 傷がなるべく目立たないような切開で整容性を考えています。2016年より形成外科医とともに同時再建も保険でできるようになりました。
- 化学療法 化学療法室において、看護師 薬剤師が相談にのっています。
- 自費診療ですが、化学療法が必要かどうかを診断するOncotype DX、遺伝性乳癌の診断としてのBRCA遺伝子検査を遺伝専門医と行っています。
- 緩和ケア認定看護師による緩和ケアの相談
外来患者が多い為、十分な診療時間がとれなかったり、お待たせする時間が長くなってしまっているのが現状です。申し訳なく思っています。3人の常勤医 3人(形成外科医を含む)の非常勤医で毎日診療しています。当日来院も受けておりますので、よろしくお願いいたします。