日本大学病院の現状
2014年9月に駿河台日本大学病院が閉院し、10月に『日本大学病院』として”Reborn”しました。一職員として病院の移転に関わり、2014年度は慌ただしく過ぎていきました。最近になってやっと少しだけ落ち着いてきたような気がしております。
2015年4月より病棟医長を拝命し、昨年度までの外来医長とはまた違った業務に従事しております。病棟医長として感じた当院の現状について、思いつくままに述べてみようと思います。
旧駿河台病院は築約50年と老朽化し、我が4S病棟は閉院までに脳神経外科との混合病棟から整形外科57床の単科病棟にまで拡大しておりました。しかしながら、非常に狭い病室に最大6ベットがすし詰めのように並んでいるうえに、お世辞にもアメニティやホスピタリティが優れているとはいえず、患者様の居心地は決してよくなかったのではないかと思っていました(『おばあちゃんの家みたいでホッとする』と言ってくださった患者様もおりましたが)。近隣の大学病院がどんどん新築されていくのを横目に、『患者様はなんでこんなボロい病院にずーっと来てくれているのだろう』と不思議に感じていたのが正直なところでした。
日本大学病院が開院し、整形外科は9B病棟に単科で44床が割り当てられました。患者様1人あたりの占有面積はより広く、大部屋は旧病院とほぼ同じ大きさに4ベッド止まりとなりました。個室に至ってはトイレ・シャワー完備となり、9階の眺望と相まって患者様は格段に過ごしやすくなったのではないかと思います。しかしながら、手術件数は不変~増加を求められているため、必然的に在院日数の短縮を義務付けられているのが現状です。手術数増加を達成するためには、予定手術に加えてどうしても外傷患者の手術も並行して行わなければならず、予定手術患者と比較して入院日数がどうしても不透明になりがちです。さらに、高齢者を中心として長期の入院を希望されている患者様も決して少なくありません。ベットコントロールという旧病院とは全く異なる問題に直面し、四苦八苦しております。紹介患者様の入退院に際し、患者様から不満の声が届くこともあるかとは存じますが、事情ご勘案の上ご容赦下さいますようお願いいたします。また、急患などのご相談がありましたら事前にご相談いただけますと幸いです。
今後とも日本大学病院整形外科をよろしくお願い申し上げます。