2016年4月から日本大学病院、整形外科の医局長を拝命しました「及川 昇」と申します。 整形外科の医局長は1年交代制であり、皆様に覚えていただく前に任期終了となってしまいます。また、私自身日本大学病院に赴任したのは、2015年10月からであり、現在の新しい病院になってからです。新任であります。ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
現在、日大病院整形外科の診療は、手外科、スポーツ整形、脊椎外科、関節外科のチームで行っています。 2016年10月にメンバーが少し変わりました。手外科チームは、長岡院長、豊泉先生、冨塚先生。 スポーツ整形チームは、洞口先生、小松先生、鶴崎先生。 脊椎外科チームは網代先生、上田先生。関節外科チームは、龍先生、小島啓先生、長谷川先生、柳沢先生と私です。
現在私の所属する関節外科チームは、人工膝関節、人工股関節を中心に年間約200件を行っており、都内の病院の中でも有数の数を誇っており、また人工関節を得意としているわけです。
膝関節の形状ってどうなっているのでしょう??
膝関節は、大腿骨と脛骨の関節面で形成されており、大腿骨の関節面は、内・外側顆の大きさが異なります。形態的には外側顆の方が大きいですが、関節面は内側顆の方が広いのです。大腿骨の関節面は、前後方向の距離にして脛骨の関節面の2倍以上の長さがあり、そのため、膝関節の動きとしては屈伸運動と回旋運動を行なう螺旋関節となっています。 屈伸運動は大腿骨の脛骨上の転がり運動と滑り運動による複合運動をするのです。完全伸展位から屈曲初期には内側を中心に転がり運動のみであるですが、徐々に滑り運動も加わり、最終的には滑り運動のみとなります。また、脛骨の関節面は、近位端の内側には内側顆、外側には外側顆が大きく張り出しており、その上面に2つの上関節面があります。上関節面は大腿骨の内側上顆と外側上顆に対応し、内側の方が大きく、外側の方が小さいのです。その内側顆は凹形状面であり、外側顆は凸形状面になっており、高さも少し違うのです。
現在、当関節外科グループは最新の人工膝関節を用いており、なんと上記↑特徴がすべて取り込まれ、正常膝に近い関節面の形状を再現しているのです。ほかに靭帯等の話もありますが、それも含め非常によくできているわけです。
このように人工膝関節も日々成長しているのです。
ぜひ先生方の患者さんに最新の治療を薦めてください。