『スポーツシーズン到来 』
Jリーグは3/7にプロ野球は3/27に開幕しスポーツシーズンが盛り上がってきました。
実際、スポーツドクターをやっているとプロ以外のスポーツが盛んになってくるのはGWからです。このころから休み明けの月曜日にチームドクターをしているチームから診察依頼の連絡が多くなります。多い時には4~5名が一気に外来に押し寄せます。
私が携わっている日本大学アメリカンフットボール部は恵まれておりしっかりした監督・コーチ・トレーナーがおりトレーニング施設も整っています。障害に対する理解やメディカルサポートに対する理解もあり、リハビリやトレーニングもチームであるていど行えます。
しかし、世の中にはこの様に恵まれたチームばかりでは有りません。同じリーグで戦っていても十分な体制を取られていないチームがいくつもあります。
選手が怪我をした際、重要なのは診断・治療・リハビリ・コンディショニング・予防の流れです。このうちどれかが欠けるとスポーツ復帰できなかったり再発したりなかなかうまくいきません。診断・治療はある程度の施設であれば大きな差は無く行えますが、後者のリハビリ・コンディショニング・予防については病院のサポート体制、チームの管理体制により大きく違います。リハビリ・コンディショニングがスポーツ復帰を左右すると言っても過言ではありません。理学療法士のテクニック、やトレーナーのトレーニング能力が重要です。
スポーツ選手に限らず一般のスポーツ愛好家にとっても同じことが言えます。検査上問題ないのに痛みがあるという方によく遭遇しますが『検査で問題ないので大丈夫!』と言ってしまう前にその方のコンディションはどうなのか考える必要があります。負荷をかけすぎていないか、筋力は十分か、前後左右の筋バランスはどうか・・・。ちょっとリハビリやトレーナーに相談してみるのもいいでしょう。リハビリが無いとか知っているトレーナーがいない場合は近くのトレーニングジムに手紙を書いて紹介してみるのもいいと思います。思った以上に効果があります。
筋力を上げるには一回1~2時間で週2~3回のトレーニングを中4日開けずに1~2カ月行う必要があると考えられています。筋力が付いてしまえば週1回で維持されるようです。これくらいの量をこなすのであればやっぱりジムが有用です。
これは高齢の方にも言えることで上手にコンディションを整えることで疾患の進行を遅らせ、ADLを向上できる可能性は十分にあります。
身体を動かすにはいい季節になってきました。患者さまにコンディショニングをすすめてみてはいかかでしょうか?