今回は総合診療センター脳神経外科専門外来の一部をご紹介させていただきます。受診を希望される場合は、まず午前中の脳神経外科外来に平山晃康宛でご紹介いただければ、患者さんに適切な専門外来の受診をお勧めいたします。私の診察日は火(午前)・木(午後)・金(午前)です。
■脳血管疾患外来:脳動脈瘤、脳および脊髄動静脈奇形、脊髄動静脈奇形内頚動脈狭窄、もやもや病などに対しては、従来からのクリッピング術、バイパス手術、内頚動脈内膜剥離術(CEA)などを行っています。さらに、開頭術や直接切開をしないで行う瘤内コイル塞栓術、ステント術(CAS)などの血管内手術も積極的に行っております。脳動静脈奇形摘出術などの難易度の高い手術は、新設されたハイブリッド手術室(血管撮影、コンビームCTが可能な手術室)でより安全に行っています。脳梗塞に関しましては、t-PA点滴静注、機械的血栓回収術を積極的に行っています。
■脳腫瘍外来:脳腫瘍に対しては、術中ナビゲーション、電気生理学的神経モニターリングを使用し、より正確で安全な摘出手術を行っています。
■痛み外来:三叉神経痛、脳卒中後の疼痛に対して、薬物治療や手術(微小血管減圧術、脳.脊髄電気刺激術)、経頭蓋的脳磁気刺激を行っています。
■頭痛外来:片頭痛、緊張型頭痛、薬物乱用性頭痛、難治性頭痛等の治療を行います。
■ボトックス外来:眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸、上肢.下肢の痙縮に対してボトックス注射を行っています。
■痙縮外来:ボトックス注射、バクロフェン療法、経頭蓋的脳磁気刺激、脊髄電気刺激療法を行います。
■脊髄外来:脊髄腫瘍、脊髄血管疾患、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の手術を行っています。
各分野のエキスパート(脳神経外科専門医・指導医、脳卒中専門医、脳神経血管内治療専門医、頭痛専門医・指導医、口腔顔面痛専門医・指導医、神経内視鏡技術認定医、がん治療認定医、日本脊髄外科学会認定医)が各専門外来を担当しております。