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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2016年3月号

印象に残った患者

つい先日ニュースレターを書いたと思っていたらまた順番が来てしまいました。文章(特にエッセーの類)を書くのが苦手で、なかなか面白いことが書けません。何とぞご容赦ください。

今回は最近印象に残った患者様の話をしたいと思います。かれこれ1年ほど前でしょうか、3歳の女の子が両親(2人とも医療従事者でした…)に付き添われ、専門として手外科と小児整形外科を標榜していた私の外来を初診しました(現在も非常勤として週1日埼玉県立小児医療センターに勤務しています)。かれこれ10年前に埼玉県立小児医療センターへ赴任した際、当時の部長であった佐藤雅人先生(現 佐藤整形外科 院長)から『患者が診察室に入ってくるときの歩き方から診ておくんだよ』と指導をされていました。その日も女の子が診察室に入ってくる歩容を診ていましたが、明らかに”びっこ”をひいており、母親に話を聞いてみると、『乳児健診にはひっかからなかった』、『1歳半のときにかかりつけの小児科(他院)で”大丈夫だから”といわれた』、とのことでした。単純X線を撮影すると、片側の先天性股関節脱臼(最近は発達性股関節脱臼という呼称に変わりつつあります)で脚長差があり、臼蓋形成不全を合併していました。その子は東京都心にお住まいだったのにもかかわらず、乳児健診のみならず小児科医師の眼にもひっかからなかったのです。その後、当科の関連病院である埼玉県立小児医療センターを紹介し、速やかに平良勝章部長による手術(観血的脱臼整復術+Salter骨盤骨切り術+内転筋移行術)が施行されました。結果、”びっこ”は改善されて事なきを得たわけですが、東京都心の乳児健診や小児整形外科領域の診察が決して優れているわけではないことを痛感しました。

というわけで(この患者様がきっかけ、というわけではありませんが…)、当科での小児整形外科診の充実を図るべく、学童期スポーツおよび小児股関節を専門とする平良先生を招聘することとなりました。平良先生の小児整形外科診は第2・4月曜PM(2月・3月は第4月曜PMのみ)です。また、現在は私だけでなく埼玉県立小児医療センター帰りの及川先生も外来をしております。お子様の症例でお困りの際には是非ご活用ください。

整形外科センター

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※祝日診療日は健診センターは休診となりますのでご注意ください。

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〒101-8309 東京都千代田区神田駿河台1-6 Google Map