すっかり日が短くなり、冬の到来が間近となりました。
先月号でもご案内しましたが、来年1月より専門外来を始めることとなりました。
従来通り、ご紹介いただき、症例により適宜専門外来で治療、経過観察を行う体制となります。私が始めます水曜日午後の専門外来では、主に遺伝性ジストロフィー疾患、原因不明の変性疾患を診察させていただくことになります。従来通り、加齢黄斑変性や中心性漿液性脈絡網膜症も加療は行いますが、今まで個々の先生に散らばっていた変性疾患を集めることで系統的な検査、診察を行うようにすることを目的としています。昨年コロンビア大学に留学の際は、研究室がStargardt病、網膜色素変性が専門であったため、ジストロフィーの症例を数多く見る機会がありました。アメリカではERG(網膜電図)やOCT以外では、造影は行わずauto fluorescence(自発蛍光)で診断、経過観察を行います。造影検査は滅多に行わず、侵襲のある検査は行わないことが徹底されておりました。
ご存知の通り、変性疾患はこれといった治療がないため、フォローが難しいかと思われますが、我々は症例により外注の遺伝子検査も取り入れることで、確定診断を行い、予後を推定することが可能になるかと思われます。遺伝性ジストロフィー疾患や原因不明の変性疾患で、お困りの症例がございましたら、田中公二の外来(月・水)にご紹介いただけますようお願い申し上げます。専門的な検査や長期的な経過観察を上記専門外来で診察させて頂きます。
・Stargardt病
・色素性傍静脈網脈絡膜萎縮