寒暖定まらぬ日々ですが。お変わりなくお過ごしでしょうか。
いつも貴重な患者様をご紹介いただき誠にありがとうございます。先生方にお力添えをいただき、2017年は約350件の手術を行うことができました。 厚く感謝を申し上げます。
これからもスタッフ一同高度な手術治療を提供するだけではなく、患者さんの心に寄り添い患者さんやご家族に安心して治療を任せていただけるよう心がけてまいりますのでよろしくお願いいたします。
ご存知の通り日本大学医学部消化器外科学教室は板橋病院、日本大学病院、加えていくつかの出張病院で日々診療を行なっております。板橋病院は各紙に掲載されておりますように、肝臓手術症例数がここ数年日本一となっております。日本大学病院は消化管悪性腫瘍を主な対象として診療を行なっており、高度で低侵襲な手術を目標に腹腔鏡下手術を積極的に行っております。
主な手術の内訳としては、消化管悪性腫瘍手術(食道、胃、大腸等の腹腔鏡、開腹)、腹腔鏡下胆嚢摘出術、鼠径ヘルニア手術(腹腔鏡下ヘルニア修復術含む)、腹腔鏡下虫垂切除術となっております。腹腔鏡下手術、低侵襲性手術をご希望の患者様がおられましたらぜひご紹介ください。
我々が手術を行う患者さんは、当科に直接ご紹介いただく場合と、当院消化器内科にご紹介いただき手術適応と判断され、当科に転科する場合が多くを占めておりますが、最近は施設内に健診センターを併設しているという利点もあり、健診で異常を指摘され当科で手術を行う患者も増えております。
当院は消化器疾患に関して内科、外科の専門医が多数在籍し、きめ細かい専門的な 治療を提供できる体制をとっております。 また,無症状で患者さんに疾患の認識がなかったとしても、健診で早期に疾患を発見し速やかに治療に継なげることができる体制となっております。
先生方が手術適応など治療判断に悩む患者さんがおられましたら、ご紹介いただければ、当科に受診していただき、適切と思われる科に診断、治療を依頼することも可能です。人間ドックを希望されるならば健診センターで全身検索をしていただくことも可能です。新たな患者さんがいらっしゃいましたら、是非とも当科にご紹介いただければ幸いです。今後とも何卒よろしくお願い致します。
五十嵐 雅仁
[紹介]
昭和46年浦和市(現さいたま市)出身。高校まで新潟県魚沼市の中でも一番の田舎でのんびりと過ごす。当然受験には失敗し1浪後の平成3年日本大学医学部に入学サッカー部に在籍し汗を流す。卒業後に弱小サッカー部がみるみるうちに強くなり東医体、全医体でも優勝する強豪となったことに嬉さ反面複雑な心境。平成9年第三外科学教室に入局し消化器外科の修行を開始し現在は主に大腸手術、腹腔鏡下手術を担当中。加えて外科栄養学、緩和医療も修得していきたいと考えている。平成26年10月の日本大学病院開院より病棟医長となり現在に至る。
[資格]
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本がん治療認定医