日本大学病院の消化器病センターは消化器内科・外科で構成されています。我々消化器内科は、外来・病棟業務のみでは無く、当院における内視鏡検査、超音波検査を統括しています。さらに胃癌の内視鏡治療は勿論、肝癌に対するラジオ波熱凝固療法や肝動脈塞栓術などのいわゆるIVR治療も自分達の科で施行しており、診断から治療に至るまで一貫した診療体制が提供できるのが当院の大きな特徴です。
院内の消化器内科の活動として超音波検査室と内視鏡室の活動に2回に分けてご紹介申しあげます。
~第1回 超音波室編~
当院の超音波検査室は専門医師が常駐している事をご存じですか?
これが当院の最大の特徴です!何故か?理由は以下の3点に集約されます。
①複数人の超音波学会認定専門医が常駐している。
②全室に電子カルテ・画像端末が配備され、リアルタイムで過去を含めた全画像検索が可能。
③診断のみではなく治療も可能な部署である。
超音波検査の依頼を受けた症例を、専門医の視線から超音波診断はもとより必要な二次検査から治療適応まで判定しています。つまり総合画像診断の基、診断から治療に至るまで超音波検査の時間・空間分解能の高さを最大限に活用できる施設です。したがって “超音波室”というよりも“超音波センター”というイメージが相応しい施設です。
スクリーニング検査目的から磁気センサーを用いたCT・MRI統合画像システムによる造影超音波検査まで幅広く対応しています。この生まれ変わった検査室では“とにかく依頼医の期待に応える検査結果を出すこと!”を遣り甲斐としてスタッフ全員で一丸となって検査・治療に邁進しています。
“何かあったらとりあえず超音波検査室に依頼しておけ!”こんな気持ちで気軽に相談いただければ幸いです。
当院では診察⇒予約⇒結果説明と複数回の受診を可能な限り少なくすることを目標としています。医師が常駐しておりますので “腹痛精査”、“肝腫瘍精査目的”“肝機能障害精査”“検診指摘の胆のうポリープ精査目的”・・・etc.目的がはっきりしている場合には、外来予約ではなくまず超音波検査の予約を頂く事で早く答えが出ることもあります。
気軽にご予約をお待ちしております。
地域連携枠を作成しました!
近隣の先生方からの依頼がしやすいように地域連携枠を3月より設定しております。
患者さんの待ち時間が少ない朝一番の設定です。地域医療連携室へのお電話1本で空いていれば前日まで予約可能です。“必要な二次検査も頼む”“CT併用”“必要なら入院へ”など遠慮なくご希望を添えてください。当日の検査結果は同日担当医より電話報告をさせていただきます。
地域連携にも力を入れている超音波センターを是非ご利用下さい!