新緑がまぶしい時期となってまいりました。
この度、新年度より病棟で班長を務めることになりました宮国 泰己と申します。
医療体制が昔と異なり、大学病院を始めとする各医療機関で医療が細分化されていく風潮が強まっておりますが、当科では細分化せずに消化器全般の外科を扱っております。上部消化管(食道・胃)、下部消化管(小腸・大腸・直腸)、肝・胆・膵領域における手術、また、急性腹症に対する緊急手術(虫垂炎・胆嚢炎・腸閉塞など)、脱腸(ヘルニア)や肛門疾患を始めとする良性疾患など多岐に渡る分野で診療を行っております。各分野を専門とする医師が在籍しており、より良い医療が提供できるように日々精進しております。
外科医=手術をするというイメージですが、当然のことながら外科医は手術だけを行っているわけではありません。術前・術後管理、それを含めた外来診察、手術(腹腔鏡・開腹/予定・緊急)、化学療法の導入、消化器癌における抗がん剤の進歩により外来での化学療法も施行しております。また、緩和ケアの分野も進歩してきております。
術前患者さんについては消化器外科のなかで何度もカンファレンスを行い、同じフロアー内の消化器内科と連絡を取り合い、消化器センターの内科外科カンファレンスも施行しながら、ガイドラインを基本として根治性と安全性を重視した治療選択を行っております。患者さんからの感謝もいただきより良い外科治療を行っていると思っております。
最近では紹介状持参患者数も増え手術件数も増加傾向にあり、ご紹介頂いた先生方には非常に感謝いたしております。医療連携をとりつつ患者様により良い医療の提供を行えるように頑張りたいと思っています。今後とも宜しくお願いいたします。