総合診療センター、救急科・救命救急センターについて紹介いたします。13名の専従医（そのうち8名は救急科専門医）と1～2名の研修医で診療を行っています。初期診療・手術等の処置・集中治療を行うため看護師、臨床工学技士、放射線技師等と共にチーム医療を実践しています。

当施設は千代田区で唯一の救命救急センターであり、昭和53年に前身である駿河台日本大学病院に都内6番目の三次救急を行う救急医療センターとして開設され、平成3年に救命救急センターへ移行したという古くからの歴史があります。循環器疾患、脳神経疾患の重症例はもとより、敗血症、中毒といった幅の広い疾患の受け入れを行っています。

日本の救急システムでは生命に係わり緊急度の高い症例は三次救急と分類され東京消防庁が受け入れ先を決定して搬送を行っています。医療施設の方で緊急度・重症度が高い症例を事前に救急科・救命救急センターに送っていただける場合には、櫻井（PHS 5539）、斎藤（PHS 5546）が承っておりますので御連絡下さい。患者さんの状態によっては先ずはお近くの救命救急センターに行っていただくようお願いすることがありますのでご了承下さい。

入院治療が必要ですがそれほど緊急度を有さず、生命の危機も逼迫していない様な症例は二次救急と呼ばれています。救急科では日勤帯にこの様な二次救急の初期診療の受け入れを行っております。既に診断され受け入れ先の診療科が決まっている場合は直接その科に御連絡下さい。受け入れ先の診療科が不明の場合は当科（櫻井・斎藤）にご相談下さい。夜間・休日等の当直帯は各科対応となりますのでご了承下さい。

現在は災害拠点病院として、東京都で想定されている首都直下型地震等の広域災害の対応や、オリンピックでのテロによる多数傷病者発生時の受け入れ等の準備を進めています。大規模災害時は行政を含めた地域の御協力が是非とも必要ですので、医療機関を含め地域の皆様にはご助力いただきますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。