総合診療センター小児科を紹介いたします。当科は、一般臨床や救急医療はもちろんのこと、高度な専門医療を必要とする神経疾患、内分泌疾患、糖尿病、先天代謝異常、腎臓病、血液腫瘍、アレルギー疾患、循環器疾患、小児外科疾患や臨床研究に至るまで、ほぼ全ての分野にわたり幅広く小児医療に対応しています。
救急医療:「ちよだこども救急室」として千代田区の平日準夜間の小児救急医療を担当するとともに、24時間365日小児救急患者をお引き受けしています。
神経疾患・心身症:熱性痙攣、てんかんなどの痙攣性疾患や脳炎・脳症、髄膜炎、発達障害などの診療および臨床心理士による小児心理カウンセリングなど小児の「こころ」の問題にも取り組んでいます。
内分泌疾患:新生児マススクリーニングの二次精査や低身長、甲状腺疾患、思春期早発症など、幅広い疾患、年齢への対応が可能です。
糖尿病:病型や年齢を問わず、診断と治療に幅広い経験を有しています。特に1型糖尿病患者は日本有数の患者数で、インスリンポンプや外来での持続皮下グルコース測定器使用などにより患児の生活背景に合わせた治療を行い、糖尿病キャンプも主催しています。若年発症の糖尿病に対する遺伝子診断も可能です。
先天代謝疾患:フェニルケトン尿症や脂肪酸・有機酸代謝異常症など新生児(タンデム)マススクリーニングの精密検査および低血糖、糖原病、Wilson病、ライソソーム病などに対する診断から治療、成人後の指導や合併症対策など、最新の食事・薬物療法を提供しています。根治療法としての肝移植や骨髄移植も行っており、遺伝相談も可能です。
腎臓疾患:急性・慢性腎炎、ネフローゼ症候群、学校検尿で発見された尿蛋白、血尿など腎疾患に対する診断と治療を行っています。
アレルギー疾患:小児アレルギー疾患全般の対応が可能です。食物アレルギーに対する負荷試験やエピペンの指導、アナフィラキシーに対する緊急対応もおこなっています。
原則として、午前中は一般外来、午後は専門外来・予防接種・乳児健診とさせていただいております。診療分野によって受診いただく曜日や手順が異なります。緊急時を除き原則予約制です。受診ご希望の際は、まずはお電話等でご相談ください。