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日本大学病院

医療関係者の方へ
ニュースレター

2019年6月号

  総合診療センター婦人科では婦人科全般にわたる診療は基本的に女性医師を含む専門医が担当します。
 外来診療は平日の午前・午後に一般診療を行い、午後を中心に腫瘍外来、コルポスコピー外来、内視鏡外来(腹腔鏡、子宮鏡、卵管鏡など)、不妊外来、更年期外来などを開設しています。
 予定の手術は月、木、金、土曜日に行っており、古くから内視鏡下手術を中心としていて、30年以上に亘る歴史があります。良性腫瘍(子宮筋腫・卵巣腫瘍・子宮内膜症など)の90%以上が腹腔鏡下手術および子宮鏡下手術で、内視鏡手術件数は年間250件以上に及びます。日本内視鏡外科学会技術認定医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、子宮鏡技術認定医のもとで、腹腔鏡・子宮鏡・卵管鏡手術が安全に実施されています。患者様のご予定を優先して手術を予約しており、現在、3-4ヶ月待ちの状況ですが、悪性腫瘍やその疑いがある場合や、不妊症治療中で手術を急ぐ場合、妊娠中の手術などでは1ヶ月を目安に手術を予定いたします。 過多月経に対する子宮鏡下マイクロ波子宮内膜焼灼術(MEA)もよい治療成績をあげています。子宮鏡などの小手術は土曜日に手術可能です。

不妊症に関しては子宮卵管造影検査から卵管閉塞部位を確認後、腹腔鏡下ならびに卵管鏡下卵管形成術を施行する確実な治療法を優先しています。希望者には卵管鏡下卵管形成術単独も可能です。
異所性妊娠に関しては特殊な治療としてアルコール注入固定法があり、これまで頸管妊娠20例はすべて子宮温存に成功し、その後に無事妊娠出産された方も数名みられます。
 子宮脱・経腟膀胱瘤・直腸瘤に対してはnative tissueを基本とした腟式子宮全摘出術、前後腟壁形成術、Manchester手術、Le Fort手術等を行っています。
 悪性腫瘍はガイドラインに従った治療及び管理体制により、良い治療成績を上げています。子宮頸部上皮内癌、高度異形成に対する円錐切除術(LEEPなど)は週末の手術が可能です。子宮頸癌IA~IIB期では広汎子宮全摘出術(原則的に植物神経温存)を施行していて、術前化学療法から術後補助療法として放射線治療や同時化学放射線療法を行っています。子宮体癌や卵巣癌では初期の妊孕能温存手術から進行例での準広汎子宮全摘出術、大網切除術、骨盤内リンパ節郭清術、傍大動脈リンパ節郭清術までの根治手術を施行し、術後補助化学療法を行います。悪性腫瘍手術でもほとんどが自己血輸血のみで対応可能です。 術後のリンパ浮腫には慎重な予防策と管理を行っています。化学療法や放射線療法においてもQOLを考慮して外来での化学療法を取り入れています。
 急性腹症(卵巣腫瘍茎捻転、異所性妊娠、卵巣出血など)の受け入れは迅速に対応させていただきます。緊急時には直接婦人科外来スタッフにご連絡ください。
 また、診断に迷われる状況がありましたら、直接お電話にて御相談下さい。丁寧に対応させていただきます。
 受診に際しては、患者様が直接予約センターにお電話していただくか、地域医療連携室にご連絡をお願いいたします。
 今後も病診連携を密にして尽力いたしますので、よろしくお願い申し上げます。


内科系・外科系診療科

診療受付時間

初診の方
月〜金曜日
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月〜金曜日
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土曜日

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住所

〒101-8309 東京都千代田区神田駿河台1-6 Google Map