2014年10月に旧駿河台日本大学病院から日本大学病院に移転、新規開院してから、早いもので、もうすぐまる7年となります。この移転にともない、導入されました最新式ハイブリット手術室では、大動脈弁狭窄症に対する、TAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術)が、2014年4月6日初症例から、今月まで通算75例を数えるほどとなりましたが、ここまで、良好な成績を保っております。
大動脈弁狭窄症
大動脈弁狭窄症は、日本における65歳以上の2~3%が罹患しており、最もよくみられる弁膜疾患であり、年々増加傾向にあります。この病気はいったん症状が発現すると急速に進行すると言われており、狭心症・失神・心不全などの症状発現後の2年後には50%の人が亡くなるとの報告もある恐ろしい病気です。
以前より疲れやすい、心雑音があると言われた方はぜひ、お気軽に、当院「弁膜症外来」をご受診ください。
日本大学病院では、最新型のハイブリット手術室が導入され、TAVI以外にもEVAR(腹部大動脈瘤ステント治療)、TEVAR(胸部大動脈瘤ステント治療)、その他さまざまな高度な医療を迅速に、効率よく、行っております。今後も様々な最新治療をいち早く導入することを目指して、高度な医療を推進してまいりたいと考えております。
今後とも日本大学病院 循環器病センターをよろしくお願いいたします。