放射線科【画像診断の新たな取組みについて】

日本大学病院に患者さんをご紹介いただき、いつもありがとうございます。私たち放射線科は、先生方からの画像診断のオーダーや放射線治療のご要望をいただき、的確な診断と治療を心がけています。

当院の放射線科は画像診断専門医３名と放射線治療専門医１名で構成されています。今回は画像診断の新たな取り組みを２つご紹介いたします。

１） 画像診断機器の共同利用：MRIやPETなどの機器を、先生方が保有したかのようにご利用いただけるシステムです。医療連携室や医事課を通じて検査を予約していただきますと、診察なしで患者さんは検査を受けることができます。また当院での会計の必要もなく、先生方の再診の際に検査料を払っていただき、後日、先生方から当院に検査料をお納めいただきます。患者さんにとっては待ち時間が無く、初診料も無く、検査代金も若干お安くなります。もちろん、当院の専門医師が画像診断報告書を遅滞なくお送りし、先生方の診療をお手伝いします。共同利用によって、患者さんが先生方の再診を受ける確率も上がっており、２，３の施設と試運転を行い、好評を得ています。どうか、先生方にもこの共同利用をご検討ください。

２） MRI支援の乳癌手術：以前のこのコーナーでも触れましたが、当院では放射線科と乳腺外科が協力し、日本初のMRI支援乳癌手術を施行しています。MRIは最も正確に乳癌の広がりを示します。外科医はこのMRI支援システムを活用して、癌だけを極力小さく手術し、患者さんの整容性（外見）を保つように努めています。当院では乳腺疾患や婦人科の病気を専門とする医師やスタッフの集まり、レディース・センターを設けています。ほとんどの医師は女性医師であり、女性患者さんに適切かつ優しく対応しています。放射線科でも、乳腺や婦人科の画像診断には女性専門医が活躍しています。

　日本大学病院の放射線科は、先生方のニーズと病院の指針に適切に対応してまいります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。