精神科【精神科のご紹介】
日本大学病院総合診療センター精神科診療責任者の久保英之です。今月の日本大学病院総合診療センターのお知らせは精神科からお届けします。平素より患者さんをご紹介下さっている先生方に、当科の特徴と診療体制をご紹介したいと思います。
まず精神科の診療体制についてですが、現在は診療責任者・外来医長である小生と医局長の宮本武医師の2人の常勤医師で診療を行っております。また安部恒一医師、早乙女優太医師ら2人の非常勤医師からの診療応援も得ております。
精神科では、うつ病、統合失調症、不安障害や神経認知障害(認知症)などの精神疾患に対して診療を行っています。時間をとってお話を伺うため、完全予約制となっております。必要に応じて血液検査、頭部MRIやCT、脳血流SPECT、脳波や心理検査などの各種検査を行います。通常の初診枠に加えて、専門外来の初診枠として、「もの忘れ外来」及び「不安障害外来」も設置しております。なお、診療体制上、入院加療および夜間休日の緊急対応は行っておりません。
また、総合病院精神科の役割として、他の診療科で入院中の方のメンタル面の評価やサポートを目的としたコンサルテーション・リエゾン業務に加え、緩和ケアにも力を入れています。緩和ケアでは、悪性腫瘍・末期心不全で入院している方に対し、緩和チームのメンバーとして療養生活での心の支えと専門的な精神科治療を提供しています。
以上の様な体制のもと診療を続けて参ります。これまで、多くの患者さんをご紹介いただいております先生方には、この場をお借りして感謝申し上げます。今後とも何卒ご指導およびご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。