常々、貴重な患者様をご紹介いただき誠にありがとうございます。
今月は、私が担当している黄斑外来をご紹介いたします。
当科では毎週木曜・金曜午後に黄斑疾患に特化した専門外来を設けております。加齢黄斑変性(AMD)や中心性漿液性脈絡網膜症等の黄斑疾患に広く対応し、抗VEGF療法や光線力学療法等を患者様の状態に合わせて行っております。抗VEGF薬につきましてはここ数年で薬剤の種類が増え、2020年にベオビュ(AMD、糖尿病黄斑浮腫(DME)、2021年にルセンティスのバイオシミラーであるラニビズマブBS(AMD、病的近視に伴う脈絡膜新生血管、DME<2023年1月から>)、2022年にはバビースモ(AMD、DME)が承認されました。治療の選択肢がさらに増え、今後の治療効果と患者さんの負担の軽減が期待されます。
また、AMDの重篤な症状のひとつに黄斑下出血があり、不可逆性の高度な視力障害が残ることがありますが、これに対し当科では抗VEGF薬に加え、t-PAによる血栓溶解および硝子体内ガス注入を併用した血腫移動術を積極的に行っております。これは、発症早期であれば効果が十分に見込める治療法で、患者様の自覚の改善、満足度が比較的高いといえます。最近だけでもやはり早めに来ていただいてよかったと思う症例が数例あります。ひとえに診断後大至急で当科にご紹介いただく先生方のおかげと考えております。この場をお借りして深く感謝申し上げます。
引き続き当科をご紹介いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。