呼吸器内科
呼吸器内科責任者の辻野です。
「空気を吸って吐く」、この「呼吸」という行為を絶え間なく続けてくれているこの肺と言う臓器に私は改めて感謝の気持ちを覚えます。毎日少しでも時間をとって肺だけではなくあらゆる臓器に感謝する気持ちを持ちたいものです。病気を治すのはもちろんですがよりよく生きるということもまた忘れずにいたい今日この頃です。
さて、呼吸器内科の紹介です。呼吸器内科とは肺の内科です。そして肺以外にも、気管支や肋膜、時として縦隔(左右の肺の間です)の病気も診ます。まとめて呼吸器疾患と言います。
当診療科では呼吸器疾患の患者さんに専門的に対応するのはもちろんですが、他の複数の診療科と密接に連携しながら疾患を診ますので総合的な対応が可能です。種々の合併症のある患者さんも安心して掛かってください。
当院では特に肺癌診療に力をいれております。進行肺癌に対する化学療法(抗がん剤治療)をはじめ放射線治療・手術に関しても呼吸器外科・放射線科と緊密に連携しており的確に対応できます。
呼吸器疾患は多岐に渡り、肺癌(悪性胸膜中皮腫を含みます)や気管支喘息以外にも、慢性閉塞性肺疾患(COPDと言い肺気腫を含みます)、間質性肺炎(薬剤性肺炎や放射線肺炎等も含みます)、慢性呼吸不全、気管支拡張症、抗酸菌感染症(肺結核、肺非結核性抗酸菌症)・細菌性肺炎・その他各種の呼吸器感染症が含まれます。
当科ではあらゆる呼吸器疾患に迅速に対応すべく、各種画像診断、血液検査・呼吸機能検査、喀痰検査、気管支鏡検査、CTガイド下生検などを駆使して速やかに確定診断を行い、そして患者さんにとって最適な医療を提供することを目標としております。
呼吸器の病気は種類が多く程度も軽症から重症まで様々です。咳や痰・息切れ・胸痛など心配な呼吸器症状がある方、長年喫煙しており肺が心配な方、健康診断などで異常を指摘された方も、どうぞ当科にお気軽にご相談ください。