本法人は，本学アメリカンフットボール部所属学生の薬物所持事件に係る対応について，令和５年８月２２日付けで文部科学省高等教育局長から，第三者の協力を得た委員会等において， 真相究明に向けた徹底的な調査により事実関係を明らかにするとともに，法人としてのこれまでの判断や対応等における問題点について，それが生じた原因や背景を令和５年９月１５日までに検証し，報告するよう指導を受けました。
　そこで，本学は８月２４日付けにて同事件に係る第三者委員会を設置し，同委員会で鋭意調査を進めているところであります。
　同委員会は，調査・検討事項に関わる資料の収集や確認，多くの関係者へのヒヤリングを実施し，コンプライアンス及びガバナンス上不適切と思われる事象や違法性が疑われる事象を抽出し，それらが生じた原因や背景について調査・検証を続けております。
　しかしながら，８月２２日の警察による２回目の寮の捜索や，新たに複数の学生が事情を聞かれるといった事案が発生したことで調査・検証の対象が拡大したことなどから，徹底した調査を完遂するために，同委員会は９月1 5日迄に報告書を提出することは難しいと判断するに至りました。よって，同委員会からの当該調査・検証結果に関する報告を受けた本学の文部科学省への報告は，１０月中に行いたいと連絡いたしました。
　学生・生徒等，保護者，卒業生をはじめ関係者の皆様に，多大なご心配とご迷惑をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます。