国際関係研究科
日本初の国際関係研究科が挑む、新しい国際関係学
経済を中心としたグローバル化が進行する一方で、地域格差の拡大、民族対立や紛争、環境破壊、地域文化の危機など様々な問題が深刻化し、これまで以上に複雑な事態に直面している国際社会。問題解決の糸口を探ると同時に、グローバリズムとリージョナリズムの調和を図り、人類の共存を推し進める新たな国際関係学・国際関係論の構築が求められています。
日本で最初に設置された歴史を持つ大学院国際関係研究科として、これまでの価値観や研究手法にとらわれず、学際的な視点と柔軟な発想から、今日の諸問題に対しダイナミックにアプローチできる研究者の育成を目指します。
国際交流や国際援助といった高度専門職業人の育成も視野に入れています。研究部門として「国際関係」と「国際文化」が設置されており、「国際関係」部門では多種多様な諸問題に対して政治・経済・法律・開発・環境・情報等の視点から研究しています。「国際文化」部門では、多様な文化について、様々に絡み合う関係性の中から、その成立や構造を探ります。いずれの研究部門も他方の領域を視野に入れ、総合的・学際的なアプローチを試みます。
また、社会人を対象とした「博士前期課程1年コース」を設置し、年齢や国籍を問わない実力本位の研究機関として、世界レベルの研究拠点を目指しています。