国際交流方針の策定とアクションプランの検討
日本大学は120年余の歴史を誇り、創立以来、進取の精神で大学教育・研究をリードし続けてきました。その理念として掲げるのは「自主創造」であり、日本人としての主体性を認識し、その上でグローバリゼーションに対応できる世界的視野で物事を捉え、それぞれが学ぶ領域や活動体験を生かし「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指します。
~「日本大学における教学戦略-日本一教育力のある大学めざして-」~
対象期間:平成26年度(125周年)から平成30年度までの5年間
日本大学の目的
日本大学は、日本精神にもとづき、道統をたつとび、憲章にしたがい、自主創造の気風をやしない、文化の進展をはかり、世界の平和と人類の福祉とに寄与することを目的とする。
日本大学の使命
日本大学は、広く知識を世界にもとめて、深遠な学術を研究し、心身ともに健全な文化人を育成することを使命とする。
教育のビジョン
激しく変わりゆく時代の要求を満たす人材を「自主創造型パーソン」と位置づけ、その育成・教育のあり方を「量から質への転換」と「選択と集中」により実現する。
~「N.グランドデザイン」の“基本視点”より~
国際交流方針
日本大学は、本学が定める目的及び使命の下、教育のビジョンに沿い、大学の規模及び学生・教職員・校友のネットワークを積極的に活用し、同時に国内外の大学や政府機関・企業等と積極的に連携し、相手先機関のニーズに応えるとともに学外資金を活用しながら、次の国際交流に関する諸事項を推進する。
1.提携校の拡充を図り、外国人留学生の受入れと学生の海外派遣を促進する
- 学生の海外提携校への交換・派遣留学など海外渡航支援制度の充実
- 外国人留学生を呼び込む戦略の展開
2.学生の国際的コミュニケーションスキルとしての外国語能力を向上させる。
- 外国語(外国人留学生に対する日本語を含む)教育の充実
- 多彩な外国語学習支援ツールの開発・普及
3.グローバル化の意識を高める教育の実践とキャンパス環境の整備を行う。
- 学生と外国人留学生との交流機会の拡大
- 複言語・複文化社会及び国際理解の普及教育の実践
- 外国人留学生と日本人学生混在型の宿舎などの国際交流施設の設置を含む外国人留学生受入れ体制の充実
4.海外との共同研究等を促進し、研究の質向上を推進する。
- 本学の特徴のある研究を国際水準に引き上げるための支援の強化
- 外国大学・研究機関との共同研究の実施に係る支援体制の構築
5.国内外の地域社会のニーズや要望に基づき、産学官民連携事業を推進する。
- 国際的産学官連携事業の展開
- 留学生と地域交流の推進
6.方針を実現するためのハード、ソフト両面の整備を進める。
- 国際交流方針推進のための組織体制の整備
- 国際交流実施のための危機管理体制の構築
- 国際交流に対応できる外国語力を有する教職員の拡充