N.グランドデザイン
日本大学における教学戦略 ―日本一教育力のある大学をめざして―
日本大学は120年余の歴史を誇り、創立以来、進取の精神で大学教育・研究をリードし続けてきました。
その理念として掲げるのは「自主創造」であり、日本人としての主体性を認識し、その上でグローバリゼーションに対応できる世界的視野で物事を捉え、それぞれが学ぶ領域や活動体験を生かし「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指します。
その理念に基づく目標の実現をより強固なものとするため、ここに新しい教育のあり方を示す「N.グランドデザイン」を制定しました。
「N.グランドデザイン」の目指すビジョン
激しく変わりゆく時代の要求を満たす人材を「自主創造型パーソン」と位置づけ、その育成・教育のあり方を「量から質への転換」と「選択と集中」により実現します。
「自主創造型パーソン」を育成する教育の質の向上に関して
経済のグローバル化、企業間競争の激化、景気の低迷など大学卒業生に対し企業および社会が望むものが大きく変化し、大学が育成する人材の能力向上が求められています。
日本大学では、上記に掲げた「自主創造型パーソン」の育成により、このニーズに則した人材の輩出を目指します。
ビジョン実現のための取組み
「自主創造型パーソン育成」のための教育プログラム
今後の展開
この全学共通初年次教育科目「自主創造の基礎」の導入を皮切りに、入学から卒業まで一貫して「自主創造型パーソン」を養成するための全学的な教育プログラムを検討し、推進していきます。
現在、具体的に検討が進んでいる内容として、“自主創造型パーソン”育成のための全学共通教育プログラム(仮称)があります。これは、分散型キャンパスを考慮した教育プログラムであり、将来的には、総合大学の利点を活かした幅広い科目の修得や国語・英語・数学などの基礎的な学問分野、社会人基礎力などの社会人・市民として横断的に求められる能力を保証する教育プログラムの構築を目指しています。
また、全学共通教育プログラム(仮称)と各学部等における教育を体系的に位置づけトータルに学修効果向上を図るとともに、各教育プログラム・専門教育等を支援するための教育インフラの整備を各学部において検討し、実施しています。